東洋ゴム工業は6月18日、中国において鉄道車両用部品の製造販売を行う合弁会社「無錫東洋美峰橡★(月偏に交)制品制造有限公司(TMW)」の生産拠点開所式を開催した。
TMWは、鉄道車両用部品を海外市場で展開するため、中国の美峰ゴムをビジネスパートナーに迎えて設立した合弁会社。式典には来賓として地元行政当局の要人をはじめ、国内外主要取引先を迎え、TMWの新庄治宏董事長ほか、TMW従業員、美峰ゴム関係者など、合計約70人が出席した。
新庄董事長はTMW生産工場の開所について「東洋ゴムと美峰ゴム、両者の技術力、ブランド力、販売力の融合により構築していく新たなビジネスモデルであり、両者のさらなる発展と事業拡大に資するものです。中国の豊かな生活・社会を支える鉄道インフラに、なくてはならない存在価値を発揮していきたい」と挨拶した。
東洋ゴムは中期経営計画で、鉄道車両部品事業における海外事業基盤の強化を図り、2016年時点の海外生産比率を35%に引き上げる計画を掲げている。同社は「TMWの本格稼働をグローバル展開の足がかりとして事業成長を加速してまいります」としている。