IHIがKUBと覚書、ごみ発電の受注で提携

エマージング・マーケット 東南アジア

多角経営のKUBマレーシアはIHI(旧社名・石川島播磨重工業)子会社のIHIエンバイロと焼却炉ビジネスで覚書を交わした。提携第一弾としてラブアン島で実施されるごみ焼却事業に応募する。

KUBのワン・モハメド代表は、国内の主要都市でこの先実施される多数のごみ発電事業に参画する機会がもたらされると語った。特にマラッカ州とジョホール州での受注に注力する。

提携を通じKUBは、IHIが得意とするストーカー式焼却炉(一般的に都市ゴミ処理に使用される焼却炉)を建設する。

ラブアンで計画しているのは1日100トンのごみを焼却し、同3メガワットの電力を生産する焼却炉。電力のほとんどは炉の運転に使用するが、残りは売電する。
IHIのストーカー炉は環境負荷が低く、保守費用も安く済むという。日本と米国で設置実績がある。
(ニュー・ストレーツ・タイムズ、6月20日、ベルナマ通信、6月19日)

小栗 茂

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