若桜鉄道、社長を一般から募集

鉄道 企業動向
公有民営の上下分離経営に移行する前の若桜鉄道若桜駅(2005年9月撮影)。このほど社長を一般から募集して「経営改革」と「鉄道活性化」を目指すことになった。
公有民営の上下分離経営に移行する前の若桜鉄道若桜駅(2005年9月撮影)。このほど社長を一般から募集して「経営改革」と「鉄道活性化」を目指すことになった。 全 1 枚 拡大写真

若桜鉄道(鳥取県八頭・若桜町)は6月27日から、代表取締役社長の公募を始めた。同社は経営手腕のある常勤社長を迎えることで、経営改革と鉄道の活性化を図りたいとしている。

同社の公募要綱によると、応募資格は鉄道事業法で定める欠格事由に該当せず、就任時までに若桜町か八頭町に居住、または通勤圏内に居住できることなど。「求める人物像」として「マネジメント能力、経営感覚、コスト意識など、組織運営に優れたリーダーシップを発揮でき、鉄道の活性化に取り組める人」「心身が健康であり、人間性が豊かな人」などを挙げている。

就任は8月中旬頃、最初の任期は2016年6月の定時株主総会までとし、その後は原則2年間の更新制とする。報酬は年収500万円程度を予定している。募集期間は7月16日まで。

若桜鉄道は1987年に設立された第三セクター。同年10月14日、JR西日本から若桜線郡家~若桜間19.2kmの経営を引き継いだ。利用者の減少による経営の悪化から一時は廃止も検討されたが、最終的には公有民営の上下分離方式を導入して存続を図ることが決定。2009年4月1日から八頭・若桜町が若桜線の施設・車両を保有し、若桜鉄道は両町から無償で施設・車両を借りて列車を運行している。

《草町義和》

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