JR東海、高精度レーダー活用の集中豪雨対策システムを試験導入

鉄道 企業動向
XバンドMPレーダーを活用した独自システムの画面イメージ。レーダーからの情報を東海道新幹線の路線図に重ね合わせている。
XバンドMPレーダーを活用した独自システムの画面イメージ。レーダーからの情報を東海道新幹線の路線図に重ね合わせている。 全 2 枚 拡大写真

JR東海は6月26日、従来より高精度の雨量レーダー(XバンドMPレーダー)を活用した独自システムを、東海道新幹線沿線の保線所に試験導入すると発表した。

【画像全2枚】

同社によると、国土交通省が整備を進めているXバンドMPレーダーからの情報を東海道新幹線の路線図に重ね合わせた独自システムを開発し、総合指令所に試験導入している。7月からは沿線20カ所の保線所にも試験導入する。

従来のCバンドレーダーは5分周期・1km四方で観測しているが、XバンドMPレーダーは1分周期・250m四方での観測が可能。観測から配信にかかる時間も従来の5~10分より大幅に短い1~2分になるという。

東海道新幹線では沿線59カ所に雨量計を設置して降雨量を測っており、基準値に達した場合は70km/h徐行や運転見合わせの運転規制を行っている。JR東海はXバンドMPレーダー情報を活用した独自システムを集中豪雨時における早期の警備体制構築に活用していきたいとしている。

《草町義和》

【注目の記事】[PR]

レスポンス公式TikTok

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 注目の125ccスクーター2台をガチンコ比較!「静粛」のアクシスZか?「快活」のアドレス125か?
  2. トヨタ『RAV4』新型、3つのスタイルで登場…まずはハイブリッドを450万円から発売
  3. パナソニック ホールディングス・人事情報 2025年11月1日付
  4. 新型トヨタ『RAV4』にモデリスタ、「アーバン」と「ラギッド」の2スタイルでカスタマイズ
  5. 三輪EV「coffret」、ピンクとブルーの限定パステルカラー2色を追加…全7色に
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る