経産省、豊田自動織機の燃料電池フォークリフト実証実験に向けた新事業活動計画を認定

自動車 社会 行政

経済産業省は、6月27日付けで、豊田自動織機から提出された、産業競争力強化法に基づく「新事業活動計画」を認定したと発表した。

計画では、燃料電池フォークリフトに、搭載適性が高く現行より廉価な、全部金属製の水素タンクを搭載する実証実験を行うもの。実証実験が可能となることで、日本におけるフォークリフトの燃料電池を使った産業車両について、より早期の実用化が可能となり、産業競争力の強化に資するため。

豊田自動織機から申請のあった全部金属製の水素タンクを搭載した燃料電池フォークリフトに関する「新事業活動計画」について審査した。この結果、規定する新事業活動を行うものとして、同法で定める認定要件を満たすと認められるため、「新事業活動計画」の認定した。事業者は、これにより、新たな規制の特例措置を活用することが可能となり、新事業活動を実行できるようになる。

産業競争力強化法に基づく「企業実証特例制度」は、企業単位で規制の特例措置を適用する制度。民間企業が新事業活動を行うために必要となる規制改革を政府に要望し、政府は、事業・規制所管両大臣による検討・協議を経て、特例措置の可否を判断するもの。

2014年1月27日付けで、同法第8条に基づき、燃料電池フォークリフトの産業車両に、現行法令では認められていない全部金属製の水素タンクを導入するための特例措置について、要望が提出されたことを受け、事業所管の経済産業省において検討を進めた結果、4月24日に、新たな規制の特例措置を創設した。

新事業活動計画の認定は、規制の特例措置を活用して、新事業活動を実施するために必要となる。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 新車世界販売 ホンダ4位に転落、スズキ2位に浮上へ、2025年度下期[新聞ウォッチ]
  2. 小さくてびっくり! 噂のメルセデスベンツ「ベビーGクラス」、ついに実車をスクープ
  3. 「就職人気企業ランキング」総合トップは8年連続で伊藤忠商事、トヨタは42位に後退[新聞ウォッチ]
  4. 「日本一“ちょうどいい日産車”」小型セダン『セントラ』の進化に日本のファンも「気合い入りすぎw」と注目
  5. ジャガーの名車『Eタイプ』がベース、930kgまで軽量化した「ライトウェイトGTR」発表
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る