圏央道さがみ縦貫が開通し最初の平日、2種類の「もしかして?」の声

自動車 ニューモデル 新型車
混雑する国道16号八王子バイパス
混雑する国道16号八王子バイパス 全 13 枚 拡大写真

6月28日に圏央道 相模原愛川IC~高尾山IC間が開通し、初めての平日を迎えた30日、都心部と八王子・橋本エリアで「もしかしたら圏央道の開通効果?」というユーザーの声が聞こえてきた。

「圏央道の整備により、東名高速道路・中央自動車道・関越自動車道などの放射道路を結ぶ広域ネットワークが形成され、都心部への通過交通の抑制が期待される」とNEXCO中日本が言うように、都心部ではこの日、目立った渋滞は見られなかった。

首都高を利用するドライバーからは、「月末なのに首都高速は渋滞が少ない。圏央道開通の効果か」「都心環状線の西側で渋滞がないとは意外。圏央道が東北道までつながると、都心はもっと走りやすくなるか」などの声。

国土交通省「首都高速の再生に関する有識者会議」の資料には、「都心環状線の利用交通の約6割は、都心に用がない通過するだけの交通」という背景をふまえ、「外側の環状道路ネットワーク強化による交通機能の確保」がうたわれている。

また、橋本駅ちかくに店舗を構える不動産店のスタッフは、「津久井街道も国道16号も朝夕はものすごく渋滞するが、今朝は混みあう感じはしなかった」と話す。橋本駅付近は、国道16号(東京環状)、津久井湖方面へと延びる国道413号(津久井街道)、平塚・茅ヶ崎海岸へと続く国道129号が交わる要衝となっている。

開通初日、国道16号・413号で相模原ICへ向かうさい、路線バスや大型貨物トラック、一般車が連なる渋滞にあい、橋本駅エリアを抜けるだけで30分以上かかった。「これからはこの付近も渋滞が減ればいいが」と前出のスタッフは期待を込めた。

国土交通省関東地方整備局相武国道事務所は、圏央道のほか、橋本駅周辺や八王子南バイパス(約9.6km、設計速度60km/h)の整備も行っている。こうした事業中区間が完成すれば、さらに渋滞緩和や輸送コスト低減、所要時間短縮などが実現すると期待される。

今回の開通で、圏央道は計画全体の65%にあたる195kmが完成したが、埼玉県桶川市付近や茨城県常総市付近、千葉県芝山町付近が未開通となっている。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. BEVを2年間所有した、“リアルな”ランニングコストを大公開
  2. メルセデスベンツの万能車『ウニモグ』がキャンピングカーに! 数日間の自給自足が可能
  3. アルファロメオの新型コンパクトSUV『ジュニア』日本発売、ハイブリッド車が420万円から
  4. メルセデスの名車「190E エボ2」が復刻! 限定100台の「HWA EVO」にハンコック純正装着
  5. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  5. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
ランキングをもっと見る