米国新車販売、1.2%増…トヨタと日産は微増 6月

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トヨタ・カムリ米国仕様
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民間調査会社のオートデータ社は7月1日、6月の米国新車販売の結果を公表した。総販売台数は142万0994台。前年同月比は1.2%増と、4か月連続で前年実績を上回った。

米国ビッグ3では、首位のGMが26万7461台を販売。前年同月比は1%増と、4か月連続で前年実績を上回った。シボレーブランドの主力中型セダン、『マリブ』が、24.2%減の1万6137台と、2か月ぶりに減少。主力の大型ピックアップトラックの『シルバラード』は、前年同月比0.6%増の4万3519台と、4か月連続で前年実績を上回る。

トヨタを上回り、10か月連続で2位のフォードモーターは、22万1396台を販売。前年同月比は5.8%減と、2か月ぶりの前年実績割れ。主力中型セダンの『フュージョン』が、13.5%増の2万7604台と、2か月連続で増加。しかし、主力SUVの『エスケープ』は、12.5%減の2万5110台と、2か月ぶりのマイナス。ベストセラー大型ピックアップトラックの『Fシリーズ』も、11%減の6万0560台と、2か月連続で前年実績を下回った。

クライスラーグループは、ホンダを上回り10か月連続の4位。その販売台数は17万1086台で、前年同月比は9.2%増と51か月連続のプラスを維持した。大型ピックアップトラックの『ラム』が、12%増の3万3149台と引き続き好調。クライスラーブランドでは、ミニバンの『タウン&カントリー』が、24%増の1万3115台と好調を保つ。

日本メーカーのビッグ3では、3位のトヨタが、20万1714台を販売。前年同月比は3.3%増と、4か月連続で前年実績を上回った。ベストセラー乗用車の『カムリ』は、13.4%増の4万0664台と、4か月連続で増加。新型『カローラ』は17%増の3万0945台と、3か月連続のプラス。『RAV4』は2万1589台を販売し、前年同月比は5.1%増と、好調が持続する。

ホンダは日産を上回り、3か月連続の5位。しかし、6月は12万9023台にとどまり、前年同月比は5.8%減と、3か月ぶりに前年実績を下回る。主力車の中では、『アコード』が2.1%増の3万2329台と、3か月連続のプラス。『シビック』は3万2301台を売り上げ、前年同月比は8.7%増と、4か月連続で前年実績を上回った。一方、『CR‐V』は2万6129台にとどまり、前年同月比は1.7%減と、9か月ぶりの前年実績割れ。

6位の日産は、10万9643台を販売。前年同月比は5.3%増と、9か月連続の前年実績超え。主力の『アルティマ』(日本名:新型『ティアナ』)が2万6111台を販売。前年同月比は2.9%減と、3か月ぶりに前年実績を下回る。『セントラ』は、67.6%増の1万7097台と、大幅増を維持。2013年12月にモデルチェンジした主力SUV、新型『ローグ』は1万5066台にとどまり、前年同月比は2.9%減とマイナスに転じている。

《森脇稔》

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