アウディ、グラスファイバー強化ポリマー製スプリングを実用化…40%軽量

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アウディのグラスファイバー強化ポリマー製スプリング(左)
アウディのグラスファイバー強化ポリマー製スプリング(左) 全 1 枚 拡大写真

ドイツの高級車メーカー、アウディは6月30日、サスペンション用部品として新開発した軽量スプリングを、市販車に採用すると発表した。

この新開発スプリングは、素材に一般的な鉄ではなく、グラスファイバー強化ポリマー(GFRP)を使用。これにより、鉄製のスプリング比で、およそ40%もの軽量化を可能にする。

アウディは、グラスファイバー強化ポリマー製スプリングを2014年秋、市販車に採用して発売する計画。搭載車種に関しては、アッパーミドルサイズ車を想定している。なお、このスプリングは、イタリアのサプライヤーと共同開発したもの。

アッパーミドルサイズ車用のグラスファイバー強化ポリマー製スプリングは、1本当たりの重量がおよそ1.6kg。鉄製のおよそ2.7kgに対して、1.1kg軽い。自動車には4本使用するので、およそ4.4kgの軽量化が可能になる計算。

アウディのウルリッヒ・ハッケンベルク研究開発担当取締役は、「グラスファイバー強化ポリマー製スプリングは、シャシーの重要な位置で軽量化を実現。さらに正確で快適なドライブが可能になる」と述べている。

《森脇稔》

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