米国の自動車最大手、GMと上海汽車の中国合弁、上海GMは7月1日、2014年内に中国市場へ、ビュイックの新型車、『エンビジョン』(ENVISION)を投入すると発表した。
GMは2011年春、上海モーターショー11に、ビュイックブランドのSUVコンセプト、エンビジョンを出品。エンビジョンは、将来中国市場へ投入する小型クロスオーバーを示唆したコンセプトカーだった。
上海GMとGMのPATAC(パン・アジア・テクニカル・オートモーティブ・センター)が共同でデザイン。スーパーカーのように上方に大きく開くサイドドアが、デザイン上の特徴。パワートレインは、プラグインハイブリッド。直噴2.0リットル直列4気筒ガソリンターボ「SIDI」エンジンに、2個のモーターと8速ATを組み合わせたシステムを搭載していた。
年内に中国市場へ投入されるビュイック エンビジョンは、このコンセプトカーの市販版。ハイエンドの中型SUVの新基準を打ち立てるべく、開発される。
上海GMは、エンビジョンの予告イメージを1点公開。「ダイナミックで、たくましいデザイン。新世代のパワートレインに新開発4WDを組み合わせる」と説明している。