SCSK、大規模高速最適化システムを構築…自動車衝突シミュレーションの能力向上

自動車 ビジネス 企業動向
日本自動車研究所の衝突試験(参考画像)
日本自動車研究所の衝突試験(参考画像) 全 1 枚 拡大写真

SCSKは、日本自動車研究所(JARI)向けに、シミュレーションにおける大規模な計算モデルを高速に最適化できるシステムを構築し、7月から本格稼働を開始すると発表した。

JARIは自動車に関する総合的な研究を行い、クルマ社会の健全な進展に貢献することを使命とした公益法人の試験研究機関。同研究所の衝突安全グループでは、国内外の研究機関との連携により得られた人体の衝撃耐性に関連するデータを元に、人体を模擬したコンピュータモデルを開発。乗員および歩行者の傷害メカニズムの解明、傷害指標の開発と評価などに取り組んでいる。

今回、構築したシステムは、SCSKが2014年3月にJARIへ提供したシミュレーション用PCクラスタ「科学技術計算用システム」に、Windowsワークステーションと汎用最適化ソフトウェア「ハイパースタディー」を連携させることで、大規模計算モデルへの自動最適化と高速化を実現している。

JARIが同システムを活用することで、大規模モデルを用いた自動車衝突シミュレーションの能力向上が期待される。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』が日本導入…6月の新型車ランキング
  2. アルファロメオの新型SUV『ジュニア』日本発売に、「420万円はリーズナブル」「マジで美しい」など反響続々
  3. クーペSUVに進化! アルファロメオ『ステルヴィオ』次期型を完全プレビュー
  4. トヨタ車体、『アルファード』『ヴェルファイア』をトヨタ自動車に生産移管、いなべ工場は商用車専用に
  5. ホンダ N-BOX など7車種1万2653台リコール…過去の改善措置が不適切
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る