6月の企業倒産件数、過去20年で最少の865件…東京商工リサーチ

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企業倒産月次推移
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東京商工リサーチが7月8日に発表した6月の全国企業倒産状況によると、倒産件数(負債額1000万円以上)は前年同月比3.5%減の865件だった。

倒産件数は、2か月連続で前年同月を下回り、6月度としては過去20年間で最少だった。ただし、月次推移をみると、2013年12月(750件)を底にして減少傾向の下げ止まりも窺え、今後の推移が注目される。

負債総額は同49.9%減の1920億3700万円、5か月連続で前年同月を下回った。前年同月にはアイティーエム証券を筆頭に負債100億円以上が4件発生したのに対し、当月は1件だけで反動減が大きくなったことが主な要因。

産業別倒産件数は、10産業のうち6産業で前年同月を下回った。こうしたなか、建設業は190件(前年同月比3.2%増)で、2012年2月以来28か月ぶりに前年同月を上回った。また、サービス業他が223件(同11.5%増)、不動産業が23件(同9.5%増)で2か月ぶりに前年同月を上回った。

一方、製造業は124件(同13.2%減)で11か月連続で減少し、卸売業は107件(同18.9%減)で2か月連続で減少した。消費税率引き上げの影響が懸念される小売業は106件(同9.4%減)で2か月連続で前年同月を下回ったが、業種別では婦人・子供服小売、男子服小売などで増加が目立ち、今後の個人消費関連の動向が注目される。燃料価格の高止まりが懸念される運輸業は45件(同8.1%減)で2か月連続で前年同月を下回った。

《纐纈敏也@DAYS》

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