世界最大規模の格安航空会社(LCC)のライアンエアー(アイルランド)は7月7日、デジタル・ITイノベーション創出を目指す拠点施設「ライアンエアー・ラボ」をダブリン本社の敷地内に新設し、200名のスタッフを新たに採用すると発表した。
ラボ設置の目的は、オンラインシステム基盤の強化。カイリー・広報担当は「最新鋭のデジタル・イノベーション・ハブを通じ、オンライン・トラベル業界を変えるつもりだ。オンラインサービスのあり方を根本的に捉え直すため、最高峰の人材確保に努める」と公式ウェブサイト上でコメントした。
ラボのスタッフは、ソフトウェア開発、データ分析、ソフトウェア品質保証、UXデザイン、メディアマーケティングといった幅広い分野から募集し、最高技術責任者(CTO)、デジタルマーケティング担当責任者といった幹部職も含まれる。陣容は12月までに固まる見通し。