サッカー・ワールドカップ(W杯)ブラジル大会も佳境を迎えているが、ペナンに本部を置くマレーシア製造業連盟( FMM)半島北部支部によると、W杯期間中に従業員が夜更かしをしたり仮病を使ったズル休みをとったりした影響で生産性が10-20%ダウンしていると明らかにした。
病気を理由とした医療休暇の申請は明らかに通常より多く、一部では3、4日の休暇をサッカーのために申請する者もいた。生産性低下だけでなく従業員の健康や作業時の安全面でも懸念だが、従業員が医師の診断書をきちんと出している限り、会社が休みを拒否することもできないという。
こうした中、会社側は勤務時間に柔軟性をもたせたり、残業や夜勤を減らしたりといった対策をとっているという。
(光明日報、7月7日)