国際石油開発帝石、アメリカ合衆国 メキシコ湾 ルシウス油田権益を追加取得

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ルシウス油田位置図
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国際石油開発帝石は、子会社である米国デラウェア法人テイコク・オイル・ノース・アメリカ社を通じて、米国メキシコ湾キースリー・キャニオン874鉱区、875鉱区、918鉱区、919鉱区内に跨るルシウス油田(本油田)の開発作業を実施している。

アメリカ社は、アパッチ社が本油田において保有していた参加権益の一部を追加取得した、と7月9日に発表した。

更に、本油田のユニタイゼーション契約に基づく暫定権益比率の見直しを実施した結果、アメリカ社の参加権益比率が7.75309%となった。

アパッチ社は、2014年5月に、アパッチ社が保有する本油田の全権益(11.669%、ただし権益比率見直し前の比率)をフリーポートマクモラン社へ売却することを決定した。アパッチ社は、ルシウスユニット操業契約(UOA: Unit Operating Agreement)の規定に従い、同月すべての本油田権益保有者に対し本権益売却を通知したところ、同社及び他の権益保有社数社が先買権を行使し、各社の権益比率に応じて追加で権益を取得することになった。

先買権とは、当該鉱区で参加権益の全部又は一部の譲渡があった場合、既存の権益保有者が希望すれば、同一の条件で当該権益を譲り受けることができる旨の共同操業協定上の規定のこと。

本油田は、米国ルイジアナ州沖合約 380km に位置し、水深は約 2160m、アナダルコ社がオペレーターとして主導する原油・天然ガス開発プロジェクト。本油田は、2011年12月に開発移行が決定し、現在、2014年後半の原油および天然ガスの生産開始に向けて本格的な開発作業が行われている。

本油田から生産された原油及び天然ガスは、洋上に設置された生産設備(設備能力:原油日量約8万バレル、天然ガス日量約450MMscf)で処理された後、海底パイプラインを通じてルイジアナ州の陸上施設に送油・送ガスされる計画。

同社は、米国メキシコ湾浅海海域において複数の生産プロジェクトに参画しているほか、メキシコ湾大水深探鉱プロジェクトであるウォーカー・リッジ95/96/139 鉱区にも参画しており、今後も、メキシコ湾における石油の探鉱・開発・生産事業に積極的に取り組むとしている。

《山内 博》

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