話題のシェアハウス、利用の約半数は正社員 学生減る

エンターテインメント 話題
入居者の性別
入居者の性別 全 6 枚 拡大写真

 国土交通省は7月8日、いわゆる「シェアハウス」と呼ばれる貸しルームの入居者の実態調査について集計結果を公表した。利用者は正社員が47%でもっとも多く、ついで学生が12%だった。立地の良さや家賃の安さが入居動機の大半を占めている。

 調査は、新しい居住形態である「シェアハウス」について、物件の概要・契約形態・居住者像等を把握することを目的に実施。ネットリサーチ会社に登録する東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県の20歳以上の男女に対し、平成25年9月にインターネットアンケートを実施した。

 対象は、貸しルームに「現在居住している」または「過去5年以内に居住したことがある」と回答し、貸しルームの定義対象の931のサンプルを集計・分析した。調査の貸しルームの定義は、プライベートなスペースを持ちつつも、他人とトイレ、シャワールームなどの空間を共用しながら住む賃貸物件。

 入居者の性別をみると、平成23年の調査では男性が55.3%と多かったが、今回は女性が52.1%、男性が47.9%と女性がやや多かった。年齢は、「25~30歳」が多く24%、「30~35歳」が21.1%だった。

 就業形態でみると、正社員が47%ともっとも多く、ついで学生が12%だった。平成23年の調査では学生の利用は23.7%だったので、今回は11.7ポイント減少している。

 自室の面積は「7.5~10平方メートル」が32.9%ともっとも多く、「10~12.5平方メートル」が22.6%。一方、「5平方メートル未満」と狭小な部屋は11.8%だった。

 入居動機は、「家賃が安いから」「立地が良いから」と答えた人(複数回答)はそれぞれ6割以上いた。実際に、1か月あたりの費用は、4万円未満が48.2%と半数を占めている。また、物件の所在地は東京都が66.1%と多かった。

 実際の居住期間は「1年~2年」が32.1%、「6か月~1年」が22.1%と比較的短期間であることがわかった。退去後の住居は賃貸マンション・アパートが52.4%と答えた人が半数を占め、住宅を選択するプロセスで貸しルームを一時的に選択していることがうかがえた。

シェアハウス利用者の12%は学生…国交省調査

《田中志実》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ RAV4 新型、PHEVのEV航続は150km
  2. スバルマークの方が似合う? 新型ダイハツ『ムーヴ』のスバル版にSNSも注目!
  3. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
  4. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
  5. 日産の新型セダン『N7』、発売50日で受注2万台を突破
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  2. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  3. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
ランキングをもっと見る