国交省、災害時に民間船舶を円滑に活用するための方策を検討

船舶 行政

国土交通省は、災害時に船舶を円滑に活用するための具体的な方策を検討する。

過去の大規模災害時、フェリーをはじめとする民間船舶は、被災地への人員・物資輸送などで、その有用性が認められており、今後想定される南海トラフ地震等の大規模災害時も、船舶の活用に対して期待が高い。

ただ、災害時、船舶の活用自体の認知度が高いとは言えないことや、民間船舶が通常サービスから離脱して災害対応にあたることの調整に時間を要するなどの課題もある。

国交省では昨年5月に大規模災害時の船舶の活用に関する調査検討会を設置し、課題全般と対応の方向性を整理し、今年3月に最終報告をまとめた。今年度は、最終報告で示された今後の対応に従って、民間事業用に供する事業であることを踏まえ、平時事業のサービスから円滑に離脱するための具体的方策を検討する。

また、海上輸送になじみのない自治体も多いことを踏まえ、船舶の活用に関する実務手順を定めたマニュアル例や、ガイドラインの策定について、より具体的に検討を進める。

これらを検討するため、「災害時の船舶活用の円滑化の具体的方策に関する調査検討会」を新たに立ち上げる。

第1回調査検討会を7月15日に開催する。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ…注目ニュースベスト5 2025年上期
  2. 取り付け約10秒、カーメイトが『カローラクロス』『メルセデスベンツ』各車純正ミラー専用設計の「ワイドリアビューミラー」を発売
  3. エアレスタイヤ搭載でペダルもなし、免許不要の特定小型原付「Future smart」発売
  4. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ...ワイド&ローのフォルムに注目だ!
  5. 日産『マイクラ』新型は約450万円から、EVに生まれ変わる6代目、9月に英国受注開始
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る