三菱ふそう、電気トラック「キャンター E-CELL」をポルトガルで実用テスト

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ゼロエミッション「キャンター E-CELL」
ゼロエミッション「キャンター E-CELL」 全 1 枚 拡大写真

三菱ふそうトラック・バス(MFTBC)は7月11日、ポルトガルで排出ガスゼロの電気トラック『キャンター E-CELL』の実用供試を開始したと発表した。

キャンター E-CELLは、2010年のIAA初出展したプロトタイプモデルと比較して、さらに性能を進化。最新型キャンターのシャシーをベースとし、GVW(車両総重量)は6トンとなり、3トンの積載量を実現した。電動モーターは、最高出力110kw(150馬力)、最大トルク650Nmの能力を持ち、駆動軸に伝達。モーター駆動の特長として、始動後すぐに最大出力、最大トルクを得ることにより、最高のパフォーマンスを発揮する。

フレームの両側に4個のリチウムイオンバッテリーバックを配置し、容量は48.4kw(公称値)。フル充電で、実際の近距離配送トラックの一日の走行距離を上回る100km以上を走行できる。バッテリーの充電は、230Vの電圧で7時間、急速充電システムを利用すると、1時間に短縮できる。

欧州向けのキャンター E-CELLは、ポルトガルのトラマガル工場で生産し、8台の車両を顧客による実用供試として1年間の予定で提供。造園工事やゴミ収集車、宅配サービスなど、様々な条件下でテストを行う。

《纐纈敏也@DAYS》

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