フランスの自動車大手、プジョーが2015年のダカールラリーに投入する『2008 DKR』。同車の初テスト映像が、ネット上で公開されている。
2008 DKR は、プジョーが2015年のダカールラリーへ、25年ぶりに復活参戦するために開発したラリーマシン。外観のデザインは、プジョーの新しい小型クロスオーバー車、『2008』がモチーフ。
市販車の2008とは異なり、ミッドシップ方式を採用。そのミッドシップには、排気量2993ccのV型6気筒ディーゼルエンジンを、2個のターボで過給したユニットを搭載。最大出力340ps、最大トルク81.6kgmを引き出す。
ボディサイズは全長4099×全幅2033×全高1912mm、ホイールベース2800mm。チューブラースチール構造のシャシーに、カーボンファイバー製ボディを載せる手法を採用。トランスミッションは6速シーケンシャル。最高速200km/hの性能を備えている。
タイヤはミシュランの37インチで、直径は940mmという大径タイプを装着。また、駆動方式は4WDではなく、2WDを選択した。市販車のプジョー2008とは、かなり異なるデザインが特徴。
プジョースポールは7月3日、2008 DKRの初テストの様子を、公式サイトを通じて配信。オフロードで、優れたパフォーマンスを披露している。