【スバル レヴォーグ 2.0GT-S試乗】従来型レガシィオーナーも納得の上質感…島崎七生人

試乗記 国産車
スバル・レヴォーグ2.0GT-S EyeSight
スバル・レヴォーグ2.0GT-S EyeSight 全 7 枚 拡大写真

300ps/400Nmの性能を発揮する2リットル水平対向4気筒ターボを搭載する「2.0GT-S EyeSight」。『レヴォーグ』ではトップモデルに位置づけられるだけあり、上級感をしかと味わわせてくれるのが特徴だ。

1.6リットル車と乗り較べると、走りのなめらかさ違う。同グレード同士の車重の差は10kg足らずだが、しっとりと重厚な乗り味を感じる。“ビル足”のしなやかさも効いている。また静粛性の高さはとくに実感するところ。レヴォーグではドアガラスを3.5~4mmの厚みとし、これは『レガシィ』並、『インプレッサ』よりも奢られたもの。フロントガラスもラミネートタイプとし、制振材なども適宜配置されており、そうした配慮がとくに2リットル車では車内の“静けさ”に効いている様子だ。

動力性能は当然余裕があり、「スポーツリニアトロニック」と呼ばれる2リットル用のCVTには、SI-DRIVEに「S#」モードを設定、8速クロスレシオの変速が実行される。それは十分にキレのいいスポーティな走りが可能で、1.6リットル車より上級の別モデルのような、よりパワフルだが洗練された走りが堪能可能だ。

直前の5世代目やその前の4世代目レガシィに対し「新しいレヴォーグのクルマとしての“格”はどうなの? 」と思うユーザーも少なくないのでは? けれど2リットルモデルの走りを実感し、そうしたユーザーの受け皿もちゃんと用意されていることが確認できた。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト
1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。 便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

《島崎七生人》

島崎七生人

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト 1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

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