Google傘下の地球観測衛星ベンチャー、2号機衛星の初画像を公開

宇宙 企業動向
スカイサット2によるハイチ、ポルトーフランス上空の画像。2014年7月10日撮影
スカイサット2によるハイチ、ポルトーフランス上空の画像。2014年7月10日撮影 全 4 枚 拡大写真

2014年7月14日、スカイボックス・イメージング社は、7月8日に打ち上げられた地球観測衛星『SkySat-2(スカイサット2)』の初画像を公開した。

スカイサット2は、スカイボックス・イメージングが2013年11月にドニエプルロケットでロシアから打ち上げた1号機、スカイサット1に続いて7月8日、ソユーズロケットでカザフスタン・バイコヌール宇宙基地から打ち上げた地球観測衛星の2号機。分解能0.85メートルの光学カメラ、衛星から直下視では分解能1.1メートル、90秒間の動画を撮影できる。観測幅は直下視で8キロメートルとなる。

初画像は打ち上げからおよそ48時間後の7月10日に撮影されたハイチ共和国の首都ポルトープランスの上空とアメリカ、メイン州の都市バンゴー上空のもの。衛星の観測機器の校正はこれから数か月かけて行うため、画像は試験的に撮影されたものとなる。

スカイボックス・イメージングは2009年に設立されたアメリカの地球観測衛星ベンチャー企業。24機の高解像度地球観測衛星を軌道上に展開し、日中1日に同一地点を5~6回撮影できる衛星コンステレーションを目指す。2014年6月、高解像度画像とその解析技術を評価され、Googleによる買収が発表された。今後は、米人工衛星大手スペースシステムズ・ロラール(SSL)に衛星の製造を委託し、3号機以降の衛星を打ち上げていく予定だという。

《秋山 文野》

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