車体修理技術オリンピックの開催を提案、BSサミット磯部理事長

自動車 ビジネス 企業動向
2014年 BSサミット事業協同組合 全国大会
2014年 BSサミット事業協同組合 全国大会 全 6 枚 拡大写真

自動車整備業者で組織するBSサミット事業協同組合の磯部君男理事長は、7月14日に都内で開いた全国大会で、世界車体修理技術オリンピック協議会および世界車体整備技術会議の開催を提案した。

磯部理事長は「そろそろ世界規模で車体整備業として抱える課題、次世代自動車への技術的対応、その他関連事項などについてグローバルに話し合うことが必要な時代が来たと思う。その具体策として世界車体修理技術オリンピック協議会、そして世界車体整備技術会議の開催を提案したい」と述べた。

このうち世界車体修理技術オリンピック協議会について「我々車体整備業は車体整備技能者の集団であり、いずれも自分が1番、自分の会社が1番と思いながら車体整備業務を実施している職人集団でもある。専門家として自信を持つことは良いが、自分の立ち位置を確認する場があっても良いのではないか。ますます高度化する車体修理作業の技能力について切磋琢磨する場として開催を提案する」と説明。

また世界車体整備技術会議に関しては「車体修理作業に関わる世界の車体整備業者が一堂に集い、共通の課題について忌たんのない意見交換を行い、同時に解決すべき時期が来ていると感じている。車体整備技術に関わる多くの知財情報は残念ながら海外、主に米国、イタリアなどから入ってきている。その情報が我が国に伝わってくるにはタイムラグがあり、これでは変化の激しい時代には対応できない。そこで世界車体整備技術会議という会議体を設け、車体整備を行うものとして情報の共有化ができればと考えている」と語った。

磯部理事長は具体的な開催時期について言及しなかったが、東京オリンピックが開催される2020年を念頭においているとみられる。

《小松哲也》

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