自工会池会長、相次ぐリコール「安全性を担保する制度として大きく機能している」

自動車 ビジネス 企業動向
日本自動車工業会定例会見
日本自動車工業会定例会見 全 3 枚 拡大写真

日本自動車工業会の池史彦会長は7月15日の定例会見で、リコール件数が増加していることについて「リコールそのものが悪いことではなくて、リコール制度は1件1件の事故をなくす、安全性を担保するという制度としては大きく機能していると思う」との見方を示した。

池会長は「各社とも不具合を出さないよう鋭意努力しているが、何か不具合があった時には迅速かつ早急に安全を確保するという意味でリコール制度を活用している」とした上で、「もちろんご迷惑をおかけするという意味では消費者の皆様に申し訳ないが、制度としては大きく機能している」と述べた。

リコール台数が大規模化していることに関して「ひとつには部品の共通化がある。また特定のデバイスにおいては供給元が少ないので何か起きるとそれが複数社にわたって影響を及ぼしてしまう」と説明した。

また会見後、池会長は報道陣の囲み取材に応じ、『フィット ハイブリッド』が発売から10か月間で4回のリコールを届け出たことについて、「回数が多いのは申し訳ないと思うが、真摯にやっている。やはり技術的なところの至らなさがあったことは反省をしている。それを良くしようとしている」と語った。

《小松哲也》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  2. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  3. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  4. 【BYD シーライオン7 新型試乗】全幅1925mmの堂々サイズも「心配無用」、快適性はまさに至れり尽くせり…島崎七生人
  5. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  5. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
ランキングをもっと見る