原付の運転者を1.3kmひきずり…飲酒運転か

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12日午後10時ごろ、埼玉県川口市内の県道で、信号待ちの車列に対して後ろから進行してきた乗用車が突っ込む事故が起きた。最後部にいた原付バイクの運転者がそのまま約1.3kmに渡ってひきずられて死亡。警察は後に出頭した26歳の男を逮捕している。

埼玉県警・武南署によると、現場は川口市安行領根岸付近で片側1車線の直線区間。事故当時は数台の車両が信号待ちのために停車していたが、後ろから蛇行するようにして進行してきた乗用車が最後部に位置していた原付バイクと、その前方の軽乗用車を追い抜こうとした際に衝突した。

衝突の弾みでバイクを運転していた同市内に在住する65歳の女性は路上に投げ出されたが、クルマは女性を底部に挟み込んだまま逃走。女性は約1.3km先で発見されたが、全身強打でまもなく死亡した。

警察は死亡ひき逃げ事件として捜査を開始したが、13日朝になって同市内に在住する26歳の男が出頭。ひき逃げの事実を認めたことや、男が乗っていたクルマが目撃証言とほぼ一致したことから、警察は自動車運転死傷行為処罰法違反(過失致死)と道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕している。

聴取に対して男は「父親が経営する飲食店で酒を飲み、帰宅する途中で事故を起こした。怖くなって逃げた」などと供述しており、警察は飲酒運転の発覚を恐れて逃走したとみて、より罪の重い発覚免脱容疑への切り替えも視野に入れ、事故発生の経緯を詳しく調べている。

《石田真一》

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