次世代の視聴率「タイムシフト調査」、1位の番組は?

エンターテインメント 映画・ドラマ・映像作品

視聴率などのメディアリサーチ事業を手掛けるビデオリサーチが、新たにテレビの録画番組の再生視聴の動向を集計したタイムシフト視聴のデータの一部公開をした。同社はこれまでに視聴率調査を行っているが、これとは別個にこの調査を実施している。
近年、テレビ視聴が多様化するなかで、単純な視聴率だけでは実際の視聴規模は計れないといわれることが増えている。ビデオリサーチが、こうした新たな流れに対応するかたちだ。

ビデオリサーチによれば、近年のテレビ視聴動向の変化を捉え、番組の視聴実態を把握するためとしている。同社はこれまでに測定技術開発や集計方法などの研究し、2013年10月より実際にタイムシフト調査を行っているという。今回はこの調査データの一部を公開する。
今後は2015年を目途に、本格的なデータ提供を目指すという。視聴率調査大手のタイムシフト情報提供開始は、テレビ業界にも影響を与えそうだ。

今回発表されたのは、2014年4月から6月の期間(第2四半期)のタイムシフト視聴ランキングである。2014年3月31日から6月29日でのタイムシフト視聴が多い番組一覧にした。
関東地区における地上波民放5局とNHK総合で放送された、放送分数が15分以上の番組を対象にする。放送日当日と翌日から7日以内に番組再生された率の高い番組を上位から掲載している。

1位となったのは、テレビドラマ『日曜劇場・ルーズヴェルト・ゲーム』、2位には『笑っていいとも!』の最終回と、話題の番組が集計に表れた。また、木曜ドラマ劇場や金曜ドラマなどの番組などドラマ作品が上位に多く入っている。一方、スポーツやニュースなどは高視聴率であっても、ここにはあまり挙がらない。
アニメ番組もトップ50まで多くの作品がランキングされている。16位に『ワンピース』、21位に『ドラゴンボール改』、23位に『妖怪ウォッチ』、26位に『ドラえもん』といった具合だ。劇場アニメが、28位の『新作映画公開直前SP・映画クレヨンしんちゃんバカうまっ!B級グルメサバイバル!!』が最高であった。
深夜アニメのタイムシフトも注目されるが、上位50に入ったのは、31位の『鬼灯の冷徹』(最終回)だけであぅた。このほかトップ50には、『それいけ!アンパンマン』(36位)、『HUNTER×HUNTER』(38位)、『名探偵コナン』(43位)、『クレヨンしんちゃん』(45位)、『ハイキュー!!』(48位)が入っている。キッズ・ファミリー作品が強さを発揮している。

ビデオリサーチ
http://www.videor.co.jp/

ビデオリサーチがタイムシフト視聴データ公開、アニメはワンピース、ドラゴンボール改等キッズ作品

《animeanime》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 最後のフォードエンジン搭載ケータハム、「セブン 310アンコール」発表
  2. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  3. 船上で水素を製造できる「エナジー・オブザーバー」が9年間の航海へ
  4. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
  5. 宮崎「シーガイア」にサーキットがオープン! セグウェイの「電動ゴーカート」を日本初導入
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る