トヨタ自動車を代表するエコカー、『プリウスPHV』。同車が、ドイツ・ニュルブルクリンク北コースにおいて、新たな記録を打ち立てたことが分かった。
新たな記録といっても、ラップタイムではない。プリウスPHVが得意とする、燃費での記録となる。プリウスPHVはラップタイムではなく、燃費を計測する目的で、ニュルブルクリンク北コースを走行している。
7月15日、トヨタの英国法人、トヨタUKは、プリウスPHVをドイツ・ニュルブルクリンク北コースに持ち込み、リアルワールドでの走行テストを行ったと発表。1周20.8kmのコースを、20分59秒かけて周回した。平均車速は、およそ60km/h。
量産車で世界最速を謳う日産『GT-R NISMO』の場合、ニュルブルクリンク北コースのラップタイムは、7分8秒679秒(NISMO専用オプションパック装着車)。プリウスPHVは、GT-R NISMOの約3倍のスローペースで、周回したことに。
その結果、プリウスPHVは、698マイル/ガロン(約247km/リットル)と、驚異的な燃費を記録。これは、ニュルブルクリンク北コースの1周20.8kmのうち、モーター駆動のEVモードだけで走行できる区間があったため。ちなみに、同車の英国でのカタログ燃費は、134マイル/ガロン(約47km/リットル)。
トヨタUKは、「プリウスPHVは、リアルワールドテストで698マイル/ガロンの燃費を実証した」とコメントしている。