欧州の自動車最大手、フォルクスワーゲングループは7月14日、研究開発&商品企画センターを米国に設立すると発表した。
この施設は、フォルクスワーゲングループの米国テネシー州チャタヌーガ工場に隣接して、建設されるもの。フォルクスワーゲングループは同工場に、およそ6億ドル(約600億円)を投資。2016年末から、新型SUVの生産を開始する。
この投資の一環として、フォルクスワーゲングループは、チャタヌーガに研究開発&商品企画センターを設立する計画。新たに建設される研究開発&商品企画センターでは、北米市場向けフォルクスワーゲングループ車の開発と生産プロジェクトに関するコーディネートを行う。
また、フォルクスワーゲングループは、チャタヌーガに研究開発&商品企画センターを設立するのに合わせて、およそ200名の技術者の雇用を創出する方針。
テネシー州のビル・ハスラム知事は、「フォルクスワーゲングループによる研究開発&商品企画センターの建設は、グローバル市場におけるテネシー州の地位を完全なものにする明確なサイン」と述べ、歓迎する意向を示している。