日本船舶輸出組合が発表した輸出船契約実績によると、6月の一般鋼船契約は、91隻、前年同月比141.5%増の339万総トンと2か月ぶりに前年を上回った。
前月は契約実績が大幅に落ち込んだこともあり、その反動で6月に急増した。
船種別の内訳では、貨物船が一般貨物船5隻、自動車運搬船4隻、バラ積船がハンディ型15隻、ハンディマックス型25隻、パナマックス型25隻、ケープサイズ型2隻、石炭運搬船1隻、鉄鉱石運搬船2隻、木材運搬船2隻、油送船がLPG船3隻、ケミカル船7隻だった。
契約態様は、6月受注分では、トン数ベースで円建契約が8.9%、円・外貨ミックスが7.7%、外貨建が83.4%、現金払契約が100%、商社契約が18.0%だった。
納期別では、2014年度ものが2.9%、2015年度ものが6.0%、2016年度ものが42.2%、2017年度ものが44.7%、2018年度ものが4.2%となっている。
通関実績は、25隻、同22.0%減の99万総トンとなった。
この結果、2014年度6月末の輸出船手持工事量は、720隻、3011万総トンとなった。