水害不通の山陰・山口線、8月23日までに全線再開へ

鉄道 企業動向
2013年夏の水害で運休が続く山陰本線は8月10日に再開。山口線も8月23日に運転を再開する予定となった。写真は益田駅で発車を待つ山陰本線の長門市行き普通列車。
2013年夏の水害で運休が続く山陰本線は8月10日に再開。山口線も8月23日に運転を再開する予定となった。写真は益田駅で発車を待つ山陰本線の長門市行き普通列車。 全 1 枚 拡大写真

JR西日本は7月16日、水害により一部区間が運休中の山陰本線と山口線について、8月23日までに全線の運転を再開すると発表した。

両線は2013年7月28日、山口県北部と島根県西部で発生した豪雨の影響で橋りょうが流失するなどの被害が発生。現在も山陰本線の須佐(山口県萩市)~奈古(山口県阿武町)間19.8kmと、山口線の地福(山口市)~津和野(島根県津和野町)間19.0kmで運転を見合わせている。

JR西日本によると、山口・島根両県など関係自治体の協力により復旧工事が順調に進んでいる。「今後、新たな災害などの影響を受けないことが前提」としつつ、山陰本線は8月10日初発から、山口線は8月23日初発から、それぞれ運転を再開する予定としている。

運転本数は災害前からの変更はない。運行時刻は特急『スーパーおき6号』など3本の列車で10~25分程度変更する。それ以外の列車はほぼ同じ時刻で運行する。

一方、現在は山口線の新山口~地福間で部分運転しているSL列車『やまぐち』は7月13日、けん引機のC57形蒸気機関車(C57 1)の動輪を支持する軸受け部分が高温になる不具合が確認された。このため7月19日から当分の間、けん引機をDD51形ディーゼル機関車に変更する。山口線の全線再開後は運転区間を新山口~津和野間に戻す予定だ。

《草町義和》

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