JR東日本、飯山線で「古民家」運転…12月から

鉄道 企業動向
飯山線で運転される新車両のイメージ。既存の気動車を改造し12月下旬から順次導入する。
飯山線で運転される新車両のイメージ。既存の気動車を改造し12月下旬から順次導入する。 全 2 枚 拡大写真

JR東日本長野支社は7月18日、飯山線に「古民家」風の新車両を導入すると発表した。既存の気動車を改造し、12月下旬以降、順次導入する。

飯山線は信越本線豊野駅(長野県長野市)から上越線越後川口駅(新潟県長岡市)までの96.7kmを結ぶJR線。豊野方では信越本線長野~豊野間に乗り入れており、途中の飯山駅(長野県飯山市)では2015年春に延伸開業予定の北陸新幹線と連絡する。

長野支社によると、北陸新幹線の延伸開業に伴い新車両の導入を計画。キハ110系気動車を改造し、「多様な観光資源をそなえる飯山線沿線を楽しんでいただけるように、日本人が共有している“ふる里”のイメージを具現化」する。

外観はアイボリーとエンジを基調とした塗色とし、側窓部分には五線譜をイメージした格子線が入る。側窓の両脇には、唱歌「ふるさと」に登場する「兎」などをイメージしたアイコンを施す。内装は「子供のころ、夏休みに遊びに行っていた田舎のおばあちゃんの家のような、懐かしさ、楽しさを感じさせる『古民家』風」のデザインを予定しているという。定員は2両編成で約76人を予定している。

新車両は12月下旬から長野~十日町間の定期列車に投入。2015年春からは2両編成となり、土曜・休日を中心に1日1往復運転する予定だ。

《草町義和》

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