【F1 ドイツGP】ニコ・ロズベルグが母国で今季5度目のポールポジション獲得

モータースポーツ/エンタメ モータースポーツ
ニコ・ロズベルグ(F1 ドイツGP 予選)
ニコ・ロズベルグ(F1 ドイツGP 予選) 全 12 枚 拡大写真

2014年のF1世界選手権第10戦ドイツGPの公式予選が、日本時間の19日にドイツのホッケンハイムリンクで行われ、ポイントランキング首位のニコ・ロズベルグ(メルセデス)が母国レースで今季5回目、通算9回目のポールポジションを獲得した。

母国レースと先日サッカーW杯でドイツが優勝したこともあり、スペシャルデザインのヘルメットで臨んだロズベルグ。予選Q1からタイムを出しやすいスーパーソフトタイヤを選択し1分17秒631でトップ通過で果たすと、続くQ2では1分17秒109まで伸ばし、ここでトップタイムを奪った。最終Q3でも計測1回目で1分16秒540という驚異的なタイムを記録。ライバルに0.5秒もの大差をつける。結局、計測2回目では誰も彼のタイムを上回ることができず、そのままチェッカーフラッグが振られ、ポールポジションが確定した。

2番手には成長著しいウイリアムズのバルテリ・ボッタス、3番手には僚友のフェリペ・マッサがつけた。こちらも母国レースで気合いが入るベッテルはQ3でタイムを伸ばすことができず6位に終わった。

また、ロズベルグを4ポイント差で追いかける僚友のルイス・ハミルトン(メルセデス)はQ1での走行中に突如バランスを崩しスピン。そのままタイヤバリアに激突した。幸いドライバーは無事だったが、マシンに大きなダメージを追うことになり予選16位に沈んでしまった。

日本期待の小林可夢偉(ケータハム)は1分20秒408で20位。今回もQ2進出を果たすことができなかった。

注目の決勝レースは、日本時間の20日21時からスタートの予定。母国レース初優勝に向けポールポジションのロズベルグがどんな走りを見せてくれるのか。その対抗馬となるはずだったハミルトンが後方からどんな戦術で追い上げてくるのかに注目が集まる。また最近は予選、決勝ともに活躍が見られるウイリアムズ勢も上位を脅かす存在になることは間違いないだろう。今回は見どころ満載の決勝レースになりそうだ。

2014F1ドイツGP 予選結果

1. ニコ・ロズベルグ(メルセデス)1分16秒540
2. バルテリ・ボッタス(ウイリアムズ)1分16秒759
3. フェリペ・マッサ(ウイリアムズ)1分17秒078
4. ケビン・マグヌッセン(マクラーレン)1分17秒214
5. ダニエル・リチャルド(レッドブル)1分17秒273
6. セバスチャン・ベッテル(レッドブル)1分17秒577
7. フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)1分17秒649
8. ダニール・クビアト(スクーデリア・トロ・ロッソ)1分17秒965
9. ニコ・ヒュルケンベルグ(フォース・インディア)1分18秒014
10. セルジオ・ペレス(フォース・インディア)1分18秒035

《吉田 知弘》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  2. その名の通り1000馬力! 新型スーパーカー『ブラバス1000』発表、AMG GTのPHEVをさらに強化
  3. 待望の新型スズキ『GSX-R1000R』が予告なしの初公開!「3色3様」往年のレーシングカラーで日本市場復活へ
  4. メルセデスベンツの主力SUV『GLC』、新型を9月に世界初公開へ
  5. 日産『エクストレイル』米国版が2026年型に、新グレード「ダークアーマー」設定
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る