【F1 ドイツGP】ニコ・ロズベルグが母国レース初制覇…可夢偉は16位完走

モータースポーツ/エンタメ モータースポーツ
ニコ・ロズベルグ(F1 ドイツGP)
ニコ・ロズベルグ(F1 ドイツGP) 全 11 枚 拡大写真

2014年のF1第10戦ドイツGPの決勝が、日本時間の20日21時からドイツのホッケンハイムリンクで行われ、ポールポジションからスタートしたニコ・ロズベルグ(メルセデス)が独走で今季4勝目、母国ドイツで嬉しい初優勝を飾った。

前日の公式予選から一転し、どんよりとした曇り空の中でレースがスタート。1コーナーでフェリペ・マッサ(ウイリアムズ)とケビン・マグヌッセン(マクラーレン)が絡むアクシデントが発生。マッサのマシンが1回転してしまったが、両者に幸い大きな怪我はなかった。これにより安全確保のためセーフティカーが導入。3周目から再スタートが切られた。

ロズベルグは、序盤から後続を一気に引き離し早い段階から独走態勢を築く。今回は最大のライバルであるルイス・ハミルトン(メルセデス)が予選でクラッシュと、ギアボックス交換によるグリッド降格ペナルティを受け20番手スタートだったが、序盤から怒涛の追い上げをみせ15周目には早くも3位に浮上。レース中盤には2位を走るバルテリ・ボッタス(ウイリアムズ)に追いつくが、なかなか攻略することができず最終ラップを迎えた。

結局ロズベルグは全67周にわたってトップの座を譲ることなく、2位以下に20秒もの大差をつけてチェッカーフラッグ。母国ドイツでの優勝は参戦9年目で初めて。パルクフェルメに帰ってくると、今週末も完璧な仕事をこなしてくれたチームスタッフ、そして地元から駆けつけたファンの声援にガッツポーズで応えた。2位には粘り強くポジションを死守したボッタス、3位にはハミルトンがそのまま入った。

日本の小林可夢偉(ケータハム)は19番グリッドからスタート。序盤から思うようにペースが上がらず、ジュール・ビアンキ(マルシャ)にパスされるなど我慢の展開が強いられたが、最後まで粘り強く走行。最終的にトップから2周遅れの16位で完走を果たした。

2014F1ドイツGP 決勝結果

1.ニコ・ロズベルグ(メルセデス)
2.バルテリ・ボッタス(ウイリアムズ)
3.ルイス・ハミルトン(メルセデス)
4.セバスチャン・ベッテル(レッドブル)
5.フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)
6.ダニエル・リチャルド(レッドブル)
7.ニコ・ヒュルケンベルグ(フォース・インディア)
8.ジェンソン・バトン(マクラーレン)
9.ケビン・マグヌッセン(マクラーレン)
10.セルジオ・ペレス(フォース・インディア)


16.小林可夢偉(ケータハム)

《吉田 知弘》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  2. 待望の新型スズキ『GSX-R1000R』が予告なしの初公開!「3色3様」往年のレーシングカラーで日本市場復活へ
  3. 世界初の「破壊不可能ホイール」って何だ!? テスラ向けパーツ手掛ける米メーカーが開発
  4. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  5. 夏の風物詩「鈴鹿8耐2025」、2人体制のホンダが4連覇、6年ぶり参戦のヤマハは2位健闘
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る