【マレーシア航空17便 撃墜事件】ロシア&親露派へ批判強まる…マ政府の慎重対応に疑問も

エマージング・マーケット 東南アジア

マレーシア航空MH17便(乗員乗客298人)が17日にウクライナ東部で親ロシア派武装勢力によって撃墜されたとみられる事件で、国際社会からの親ロシア派とそれを支援するロシアに対する批判の声が高まっている。

その一方で、被害者であるMASを傘下にもつマレーシア政府の対応が鈍く、ロシアへの対応が慎重すぎるといぶかしがる向きも少なくない。

撃墜したミサイルはロシアが供与した「BUK-2M」と見られており、また墜落現場は親ロシア派が押さえており遺留品や遺体も勝手に運び出したと報じられている。遺留品の略奪行為も行なわれているとされる。遺体を放り投げたりする動画映像がながれており、イスラム教の犠牲者が多かったマレーシアでは、死者をただちに埋葬するイスラム習慣に立脚した武装勢力への批判の声が上がっている。

欧州安全保障協力機構(OSCE)の監視団に対する妨害行為も伝えられている。米国のケリー国務長官は「ロシアが関与した明確な証拠がある」と述べた。
一方、親ロシア派はブラックボックスを回収したと主張している。

伊藤 祐介

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. トヨタ『ライズ』がカラフルに変身!? フルーツがテーマ『ハバナ フルーティーポップ』、キャルズモーターが発売
  2. 一人乗りマイクロEV「EQV-TREK」発売、355kgの軽量ボディで航続110km…107万8000円から
  3. 新型取締機「JMA-520/401」に対応、セルスターがコンパクトな一体型レーダー探知機を発売
  4. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  5. V4エンジン搭載の新型ヤマハ『YZR-M1』登場に、SNSでは「ビリビリくるぜ!」「男の子はこういうの好きだよねー」など反響
  6. 世界初、個人所有できるレベル4自動運転「ロボカー」誕生、2026年に納車開始
  7. 三菱『エクリプス クロス』新型、航続600kmのEVに…ルノーからOEM供給へ
  8. メルセデスベンツ、3年間で40車種以上投入へ…次期『Cクラス』は2026年春生産開始
  9. トヨタ、新プロジェクト予告…センチュリーやダイハツなど5ブランドが参画
  10. 「思ったよりだいぶ安い」トヨタ『GRヤリス』に新登場、エアロパフォーマンスパッケージに絶賛の声
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る