【ホンダ VTR 改良新型】シリーズ全車にラジアルタイヤを標準装備、3つの利点

モーターサイクル 新型車
ホンダ VTR-F(左)VTR Type LD(右)
ホンダ VTR-F(左)VTR Type LD(右) 全 14 枚 拡大写真

本田技研工業は、250ccネイキッドモデル『VTR』シリーズを改良し、7月18日より発売する。この改良新型では、全ラインアップにラジアルタイヤを標準装備。従来バイアスタイヤよりもタイヤが小径となり、足着き性を改善。より万人に向けたモデルとなった。

ラジアル化により改善されたのは足着き性だけではない。タイヤの小径化により、車両の加速性能が向上。市街地などでの機動性も改善されている。完成車のまとめを担当した本田技術研究所二輪R&Dセンターの河村光哉氏は「ラジアルタイヤに変更することで3つの利点がある」と語る。

その利点というのは「ローレシオ化による加速性の向上、操縦安定性(グリップ)の向上、そしてライポジ・足着き性の向上がある。シート高に関して言えば、従来より約5mm低くなっている」(河村氏)とのことだ。

なお、今回のタイヤ変更に伴い、フロント・リアサスペンションにも改良を加えているという。リアサスペンションについて、開発責任者の清野浩司氏は「タイヤを小径化しただけでは、単にリア下がりのライディングポジションとなってしまう。それを防ぐ為に、リアサスも改良し、自然なライディングポジションとなるよう、リセッティングを施した」と説明した。

ちなみにVTRは、ホンダの熊本製作所で生産される、日本専用の250ccモデル。現在では珍しくなった丸目のフロントライト、シンプルなアナログ式2眼メーターなど、オーソドックスなネイキッドスタイルが特徴のひとつである。

《阿部哲也》

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