近鉄、9月21日ダイヤ改正…京都『しまかぜ』は10月10日から

鉄道 企業動向
近鉄は9月21日にダイヤ改正を実施。大阪難波・名古屋~賢島間の観光特急『しまかぜ』は、10月10日から京都~賢島間でも定期的な運転を開始する。
近鉄は9月21日にダイヤ改正を実施。大阪難波・名古屋~賢島間の観光特急『しまかぜ』は、10月10日から京都~賢島間でも定期的な運転を開始する。 全 3 枚 拡大写真

近畿日本鉄道(近鉄)は7月23日、ダイヤ改正を秋に実施すると発表した。実施日は大阪府東大阪市内の近鉄奈良線連続立体交差事業で上り線の高架切替が行われる9月21日。観光特急『しまかぜ』の運転区間を増やすほか、利用状況に応じた増発や運転区間の延長などを行う。

『しまかぜ』は2013年3月21日から大阪難波・名古屋~賢島間で運転を開始。近鉄は同特急が好評であるとして『しまかぜ』用の50000系電車を6両(6両編成1本)増備し、新たに京都~賢島間でも運転することにした。ダイヤ改正は9月だが、京都発着の『しまかぜ』は10月10日から運転を開始。運行時刻は京都10時00分発~賢島12時47分着、賢島14時50分発~京都17時38分着で、原則として毎週水曜日は運休する。

これに伴い、大阪難波・名古屋~賢島間の『しまかぜ』も運休日を変更。大阪難波~賢島間は原則として毎週火曜日、名古屋~賢島間は原則として毎週木曜日、それぞれ運休する。ただし夏休みやゴールデンウィークなどの多客期は運休日なしで運転する。また、大阪難波駅の発車時刻は土曜・休日のみ10時40分に変更する。

『しまかぜ』以外の特急は、9~11時台に大阪難波・京都・名古屋各駅を発車する賢島行きと、14~16時台に賢島駅を発車する大阪難波・京都・名古屋行きを、「伊勢志摩ライナー」か「ビスタカー」で運転する。京都線では高の原駅に停車する特急を増やし、南大阪線でも古市駅に停車する特急を増やす。大阪難波・大阪上本町・名古屋~宇治山田間の特急の一部は五十鈴川発か鳥羽発に変更する。

特急を除く一般列車は、大阪線の平日ダイヤで大阪上本町8時20分発の高安行き普通、奈良線の平日ダイヤで石切17時28分発の大和西大寺行き普通をそれぞれ増発。京都線は平日ダイヤで新田辺16時02分発の国際会館行き普通を増発するほか、土曜・休日ダイヤも竹田6時42分発の新田辺行き普通と新田辺16時03分発の国際会館行き普通を増発する。大阪上本町・名古屋~宇治山田間で運転している快速急行・急行は、一部の列車で運転区間を五十鈴川駅まで拡大する。

南大阪線・長野線は、平日ダイヤで大阪阿部野橋7時40分発の富田林行き急行を増発するほか、古市駅を6時31分と6時58分に発車する富田林行き普通2本を増発する。また、平日6~7時台に河内長野始発の準急2本を急行に、富田林始発の急行2本を準急に、それぞれ変更する。

《草町義和》

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