NISMO宮谷社長、中国市場参入「注目を勝ち取りたい」

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NISMO 宮谷正一 社長
NISMO 宮谷正一 社長 全 8 枚 拡大写真

ニッサン・モータースポーツ・インターナショナル(NISMO)の宮谷正一社長は7月23日、中国市場への参入について「意味がある」とした上で、「まずは『GT-R NISMO』と『370Z NISMO』の導入で、みんなの注目を勝ち取りたい」と述べた。

宮谷社長は同日、横浜市にある日産自動車本社で開いたNISMOラインアップイベント終了後、一部報道陣の囲み取材に応じ、「中国は我々がみているところ、モータースポーツの得意なメーカーの車は安全という概念が結構あって、安全な車にやはり乗りたいという意向がすごく強い。従ってNISMOの参入は意味がある」と説明した。

また「基本的には日本、欧州、アメリカをメインのマーケットとしてやっているが、中国については『GT-R NISMO』と『370Z NISMO』を導入する。台数は必ずしもたくさんではないが、象徴するモデルの導入で、みんなの注目を勝ち取りたい」と語った。

NISMOの中国市場への参入は2014年4月に開催された北京モーターショーで日産のアンディ・パーマー副社長が表明している。

中国市場以外への参入について宮谷社長は「結構要望がある」としながらも、「ベース車両でも国や地域によっては認証など難しいところもある。例えば高地や、中東みたいに暑い地域に普通の車両もっていっても基準を満たさないということがある。これを開発的にすべてやるというわけにもいかないので、そういった意味でもいろいろ検討している」と述べるにとどめた。

《小松哲也》

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