日本車輌製造は7月24日、2014年4~6月期(第1四半期)連結決算で営業損益が1億2700万円の赤字に転落したと発表した。前年同期は4億5500万円の黒字だった。
売上高は前年同期比32.3%減の175億6200万円と大幅減収となった。
鉄道車両事業は、JR東海向け超電導リニア車両L0系、名古屋市交通局向け電車、東京メトロ銀座線電車などのほか、米国向け2階建て電車などの売上があったものの、海外向け車両などが減少したため、売上高は同44.5%減の大幅減収となった。
輸送用機器事業は、コンテナ貨車、ディーゼル機関車、LPGタンクローリなどが順調で売上高は微増だった。鉄構事業は、大型の架設工事が減少したため、大幅減収となった。
損益では、鉄道車両事業の低迷などから経常損益は1300万円の赤字、当期損益が2億3700万円の赤字だった。
通期業績見通しは前回予想を据え置いた。