【テクノフロンティア14】自立生活支援用ロボットアーム…人の手の動きを再現

自動車 ビジネス 国内マーケット
自立生活支援用ロボットアーム『ラピューダ』
自立生活支援用ロボットアーム『ラピューダ』 全 6 枚 拡大写真

東京ビッグサイトで開催された『TECHNO-FRONTIER 2014』で、ロボットメーカーのライフロボティクスが、世界初となる肘(ひじ)関節のないロボットアーム『ラピューダ』の展示デモを行った。

このロボットアームには手の部分と肩の部分はあるが、肘(ひじ)がない。その代わりに独自の直動伸縮機構を採用することでアームがカメの頭のように伸縮し、服や物がジョイント部分に挟み込まれるリスクを少なくする構造とした。肘(ひじ)があることによる周囲との接触がなくなり、安全に動くことができるのだ。

また、小型軽量のステッピングモーターを搭載して、重さ8キロと軽量化。車いすにも手軽に取り付けることができる。操作はテンキーで。つかむ、持ち上げる、ひねる、といった、人間の腕、ひじ、手首の複雑な動きを再現する。上肢に障害のある人が、「水が飲みたい」「リモコンをとりたい」といった日常の動作を介護の手を借りずに自分自身で操作できるわけだ。

ただし、商品化のメドはまだたっていないという。安全に使うための保守体制や保険適用などの社会的なインフラが整っていないからである。社会的にバックアップできる体制が望まれている状況だ。

《嶽宮 三郎》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  2. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  3. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  4. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
  5. 「赤色くるー!!」2026年モデルのカワサキ『エリミネーター』に熱視線!新カラー&グラフィック追加へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  5. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
ランキングをもっと見る