札幌市電ループ化、開業は2015年10月以降に

鉄道 行政
開業が2015年10月以降に変更されることになった、札幌市電ループ化の完成イメージ。西4丁目~すすきの間を短絡する複線軌道を歩道側に敷設する。
開業が2015年10月以降に変更されることになった、札幌市電ループ化の完成イメージ。西4丁目~すすきの間を短絡する複線軌道を歩道側に敷設する。 全 3 枚 拡大写真

札幌市は7月25日、「路面電車ループ化」の開業時期を見直すと発表した。当初は2015年春の開業を目指していたが、度重なる入札の不調などから2015年10月以降に変更する。

【画像全3枚】

同市交通局が運営する札幌市電は、市営地下鉄南北線の大通駅に近い西4丁目停留場(中央区)から中央図書館前停留場まで南下し、再び北上して南北線すすきの駅に近いすすきの停留場までの8.4kmを結んでいる。西4丁目停留場とすすきの停留場は、直線距離で400m弱しか離れていないことから、両停留場を短絡する軌道を敷設し、市電を環状線化する構想が浮上。2013年4月8日に軌道運送高度化実施計画が認定され、事業に着手した。

札幌市によると、2014年度に軌道工事などを進め、習熟運転などの準備を経て2015年春に開業する計画を立てていた。しかし、今年1・3月に実施した入札が不調となったため、当初想定していた工期からの遅れが生じている。工期短縮のため土木工事と軌道敷設工事を並行して実施することなども検討したが両工事の同時施工は難しく、厳冬期の施工も品質管理上の問題があることから、実質的な軌道敷設工事は2015年の雪解け後に着手することにした。

札幌市は2015年10月以降、遅くとも2015年内の開業を目指すとしている。

《草町義和》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ウイングいかつすぎ」「ホイールどうなってんだ」ド迫力デザインと圧倒的性能、ポルシェの最新「マンタイキット」にSNS興奮
  2. 「初代と瓜二つ」ルノー『トゥインゴ』新型、初代に着想を得たデザインが話題に!
  3. 車のバッテリー復活・延命テク完全ガイド! 補充電とケミカルでここまで変わる~Weeklyメンテナンス~
  4. これがホンダ『フリード』!? ニューレトロに変身、ダムド話題の新作ボディキットがついに販売開始
  5. 「日本一“ちょうどいい日産車”」小型セダン『セントラ』の進化に日本のファンも「気合い入りすぎw」と注目
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る