【アウディ R8 LMS CUP 第2戦】アンドレ・クートが1度も首位を譲ることなく完勝、俳優 岩城滉一氏は17位完走

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アウディ R8 LMS CUP 第2戦 レース1
アウディ R8 LMS CUP 第2戦 レース1 全 24 枚 拡大写真

7月25日、26日、富士スピードウェイにて「Audi R8 LMS Cup」第2戦が開催された。26日の午前09時05分から行われた決勝レース1は、予選1位のアンドレ・クートが(#10 Brothers Racing Ream)首位を一度も明け渡すこと無く優勝。アウディジャパンから参戦した俳優の岩城滉一氏(#51 Team Audi Japan)は17位完走を果たした。

35分間のスプリント形式で行われる決勝は、午前09時05分にレース1がスタート。ポールスタートのアンドレ・クート(#10 Brothers Racing Ream)が集団を引張り順調に首位を走行する。後方では、サイドバイサイドの争いが繰り広げられ、1コーナーでオーバーランするマシンが続出する。

レース中盤、アドバンコーナーで3台が絡むクラッシュが発生。2台がコース上でストップしたため、セーフティカーが導入された。

レース残り約5分のところでレース再開。セーフティカーの影響により、それまで築き上げたギャップがなくなったアンドレ・クートだが、首位を守りきりそのままチェッカー。一度も首位を明け渡すことなくレースを運び、勝利した。2位は李英健(#9 Audi Michelin Racing Team)、3位には方駿宇(#68 KAMLUNG Racing)が入った。

レース後に行われた記者会見で岩城氏は「約30年ぶり(実際は1991年以来)のレース活動でしたが、楽しくて素晴らしいレースでした。(参戦している)皆さんが速くて、なかなかパスすることができず慣れが必要だと感じました」とコメントした。

「Audi R8 LMS Cup」は、2012年よりスタートしたアジア各国で開催されるアウディ『R8 LMS』を使って行われるワンメイクレース。今年で3年目の開催で、今シーズンは初めてレースカレンダーに日本が組み込まれた。

マシンは市販の『R8』をベースに約50%が共通部品となっており、アルミニウムフレーム「アウディ スペース フレーム(ASF)」が採用されている。エンジンはV型10気筒 TFSIエンジンを搭載し、駆動方式は、クワトロは搭載されず後輪駆動に改められている。

今シーズンから導入された「push-to-pass」は、ボタンを押すとエンジン出力が50馬力アップするブースト機能で、プロ・アマ混戦のレースをより激しいものにするのに一役買っている。富士では予選6回、決勝12回(1レース)の使用が許可されており(回数はレースにより異なる)、各ドライバーはレースの状況を読みながら戦略的に使用タイミングを選ぶ必要がある。

《橋本 隆志》

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