ホイールベアリングの整備不良が火災につながる…国交省が注意喚起

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国土交通省、ホイールベアリングの整備不良による火災発生を未然に防止するため注意喚起
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国土交通省は、ホイールベアリングの整備不良によって車両火災が発生するのを未然に防止するため、注意喚起する。

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国交省では、社会的な影響が大きい重大事故や整備不良に起因する事故について、保守管理の観点から発生防止の対策を検討するため、「使用過程車の保守管理に関する調査分析検討会」を開催、その検討結果に基づきユーザーへの情報提供に取り組んでいる。

この中で、整備不良が原因となった車両火災のうち、車輪・車軸に関するものが約1割と多いことから、これに着目して調査分析したところ、ホイール・ベアリングの点検整備を怠ると車軸の錆によりオイルシールが損傷してグリスへの異物混入や、長期間使用による劣化でグリスが流出するなど消耗し、グリス量不足状態となって潤滑不良が発生する。

この結果、ホイール・ベアリングにがたなどの異常が発生しても点検整備を実施しないで、そのまま走行を続けた場合、車軸や車輪周りに種々の不具合が発生し、車輪脱落、走行不能の原因となる。特に大型トラックやバスでは最悪の場合、ホイール・ベアリングが焼付き、車両火災に至る恐れがある。

このため、定期的にホイール・ベアリングの点検整備を行っていないユーザーに対し、定期点検の機会を捉えて整備工場で確実に点検を実施することや、大型自動車で用いられる分割型ベアリングでは、定期点検時に適切にグリスの補充、交換などの整備を行う必要があることを注意喚起する。

《レスポンス編集部》

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