フィアット グループ オートモービルズ ジャパンは7月29日、フィアット『500』などの電気装置に不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。
対象となるのは、フィアット『500』『500C』、アバルト『500』『500C』の4車種で、2011年11月26日~2014年6月26日に輸入された計1万3915台。
イグニッションスイッチ用の配線束の固定が不適切なため、当該配線束がステアリングシャフトに干渉するものがある。そのため、そのまま使用を続けると、ステアリングシャフトと摩擦することで当該配線束の被覆が破れ、最悪の場合、ショートによるエンストやエンジンが始動不能となるおそれがある。
全車両、イグニッションスイッチ用の配線束を点検し、損傷度合いに応じて補修する。また、イグニッションスイッチ用の配線束とステアリングシャフトの隙間を確保する。
不具合は9件発生、事故は起きていない。市場からの情報および本国メーカーからの情報により発見した。