三菱重工業が発表した2014年4-6月期(第1四半期)の連結決算は、経常利益が前年同期比78.7%増の500億円と大幅増益となった。
受注高は同39.6%増の8171億円と好調だった。フォークリフトやターボチャージャー、火力発電プラントなどが大きく伸びたのに加え、LNG船などが堅調だった。
売上高は同15.0%増の8597億円。M&A効果に加えて、在外グループ会社の決算期変更の影響などもあったが、フォークリフトやターボチャージャーなどの機械・設備システム、エネルギー・環境を中心に増収となった。
交通・輸送事業は民間航空機は前年並み、防衛・宇宙事業は宇宙、防衛航空機を中心に計画通り進捗した。
営業利益は機械・設備システムを中心とした増益効果で同58.7%増の560億円となった。純利益は同65.0%増の225億円だった。
通期業績見通しは前回予想を据え置いた。