スズキの第1四半期決算…増収増益も見通し厳しく、業績予想は据え置き

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スズキ・ハスラー
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スズキは8月1日、2014年4-6月期(第1四半期)の連結決算を発表した。

それによると、売上高は7104億円(前年同期比+5.1%)、営業利益は509億円(+15.5%)、経常利益は593億円(+25.7%)、四半期純利益は375億円(+38.8%)。

第1四半期連結累計期間の連結売上台数は、四輪が69万1000台(+8.6%)、二輪は47万1000台(-8.3%)だった。

四輪車事業は、国内売上高は『ハスラー』をはじめとして前期末に積み上がった受注残により前年同期を上回った。また、海外売上高は欧州での増加により前年同期を上回った。この結果、四輪車事業の売上高は6290億円(同+6.5%)と増加した。営業利益はインドやインドネシアでの設備投資負担の増加や現地通貨安の影響、タイでの四輪車の大幅な販売減などによりアジアで減少したが、日本、欧州等での増益により473億円(同+5.8%)と増加した。

二輪車事業の売上高はアジアでの販売減少等により656億円(同-6.9%)に減少した。営業利益は日本から前期に輸出し海外で在庫となっていた大型二輪車が販売されたことなどもあり前年同期の営業損失27億円から営業利益10億円へと黒字化した。

通期連結業績見通しは、第1四半期の連結業績は好調だったが、国内では消費税率引上げに伴う駆込み需要の反動減の影響、海外ではインドネシア、タイなど四輪車の販売、業績見通しが厳しいことから、前回予想を据置いた。

《纐纈敏也@DAYS》

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