彗星探査機ロゼッタの目的地…より鮮明な姿が明らかに

宇宙 科学
ロゼッタ探査機に搭載の望遠カメラ「OSIRIS」が撮影した彗星核の鮮明な画像
ロゼッタ探査機に搭載の望遠カメラ「OSIRIS」が撮影した彗星核の鮮明な画像 全 2 枚 拡大写真

2014年7月31日、ESA 欧州宇宙機関は彗星探査機『Rosetta(ロゼッタ)』が撮影した彗星核の鮮明な最新の画像を公開した。

画像は2014年7月29日にロゼッタ探査機が67P/ チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星まで1950kmまで接近し「OSIRIS」カメラで撮影したもの。画像の1ピクセルが約37メートルにあたるという。

ドイツ連邦宇宙庁(DLR)のエックハルト・クート博士によれば、おもちゃのゴム製アヒルに似ているともいわれる彗星核の"首"にあたるくびれた部分が他よりも白く明るく見えており、氷を多く含むと考えられるという。

ロゼッタ探査機は、7月25日には、彗星核の周囲に広がるダスト(塵)の観測を行っている。彗星核の周囲に150×150キロメートルの範囲で広がっている。

ロゼッタ探査機は、8月6日に彗星の軌道に到達し、「フィラエ」着陸機の着陸地点を決定する段階に入る。11月11日には、史上初の彗星着陸探査に挑む。

《秋山 文野》

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