JR西日本はこのほど、大阪環状線森ノ宮駅(大阪市中央区)の改良について、駅舎外観のイメージを決めたと発表した。2015年春の完成を目指す。
同駅の改良は、JR西日本が進めている「大阪環状線改造プロジェクト」の一環。一部の工事が先行して進められており、8月1日からコミュニケーションスペースの使用を開始した。同時に大型のインフォメーションボードと案内サインも設置されている。
コミュニケーションスペースはホーム上の空きスペースを活用して整備されたもので、デジタルサイネージやLED照明などが設けられたほか、床や壁面を木目デザインにすることで駅名にちなんだ「森」を演出している。インフォメーションボードは従来の駅名看板に変わるもので、ホーム上に散在していた案内情報を集約。森ノ宮駅に不慣れな利用者にも分かりやすい案内とするため、行き先の方面をビジュアルで表現した大型案内サインも設置した。
JR西日本は今後も同駅の改良を進める。駅舎外観は、外壁を一部緑化するとともにホーム外壁も一部をガラス化し、「『森』へのつながり」を演出するという。ホームから大阪城を眺められる場所には「城見エリア」を整備。安全対策として転落防止柵を設けるとともに、床面には木目タイルを採用して「大阪城公園の樹々との一体感」が演出される。
駅舎外観は2015年春の完成を予定。城見エリアもそれまでに完成させる予定だ。