ポルシェが7月24日に発表した『カイエン』の大幅改良モデル。同車の公式映像が、ネット上で公開されている。
現行カイエンは2世代目モデルで、2010年に発表。今回、2代目カイエンが、デビュー4年を経て、初の大幅改良を受けた。外観は、フロントを中心に変更。シャープさを増したデザインを採用。上級グレードのヘッドライトは、バイキセノン化した。LEDデイタイムランニングライトも新しい。室内では、新デザインのマルチファンクションステアリングホイール(パドルシフト付き)を標準装備。
メカニズム面では、『カイエンS』グレードがエンジンを変更。自然吸気の4.8リットルV型8気筒を、『マカン・ターボ』用がベースの新開発3.6リットルV型6気筒ツインターボに置き換えた。
ダウンサイジングしながらも、最大出力は420ps/6000rpm、最大トルクは56.1kgm/1350-4500rpmを獲得。4.8リットルV8の400ps、51kgmを上回る。新しいカイエンSは、8速ティプトロニックSとの組み合わせで、0-100km/h加速5.4秒(スポーツクロノパッケージ)、最高速259km/hのパフォーマンスを実現する。
ポルシェは7月24日、改良新型カイエンの映像を、公式サイトを通じて配信。元F1ドライバーのマーク・ウェバー選手が、新しいカイエンSグレードに試乗している。