新劇場版「頭文字D」 発表…片岡龍也監修で実車のリアルさとアニメの迫力を融合
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CGクリエイティブプロデューサーの松浦裕暁氏(サンジゲン)は、実車のリアルさとアニメらしさにこだわったという。
「一度、本当のクルマに近いモデルをつくっておき、シーンに応じて縮めたり、ゆがませたり、ねじったりした。そこで手描きのようなやわらかさが出て、マンガのような、アニメのような、そしてCGにも見える、不思議な味わいの画になった」(松浦氏)
ドリフトシーンなどは、グッドスマイルレーシングの片岡龍也氏が監修にあたり、プロドライバーの視点から100カットほど修正が入ったという。
「アニメ表現の迫力と、実際のドリフトのリアルさのさじ加減がいるが、迫力を出すためには誇張が必要。全体のバランスの中で監修者に納得してもらえた」(松浦氏)
また、エンジン音などは、実際に筑波サーキットにて劇中に登場するクルマたちを集めて録音が行なわれた。松浦氏は、「まるで音に合わせて画をつくったかのうにきれいに、ダイナミックにはまったことに驚いた」と語っていた。
《レスポンス編集部》