ポルシェの元最高経営責任者で、現在はポルシェの親会社、フォルクスワーゲングループの重役が、8月1日付けで同社を退職したことが分かった。
これは8月1日、欧州の自動車最大手、フォルクスワーゲングループが明らかにしたもの。同社は、「ミハエル・マハト生産担当取締役が、8月1日をもってフォルクスワーゲングループを退職」と発表している。
ミハエル・マハト氏は現在53歳。1990年、ポルシェにエンジニアとして入社した。1994年には、ポルシェ・コンサルティング社の部長に。1998年には、ポルシェの生産&物流担当取締役に昇格した。
2009年には、ポルシェ取締役会の会長に指名。2010年まで会長職を務めた後、2010年途中から、フォルクスワーゲングループの生産担当取締役の地位にあった。
フォルクスワーゲングループ取締役会のマルティン・ヴィンターコルン会長は、「ミハエル・マハト氏は、グループの生産システムの改善に貢献した。我々は、彼の功績に感謝したい」と述べている。