英国のスーパーカーメーカー、マクラーレンオートモーティブは8月5日、米国で8月中旬に開幕する「ペブル・ビーチ・コンクール・デレガンス」において、『MSO 650Sスパイダー』を初公開すると発表した。
「MSO」とは、マクラーレン・スペシャル・オペレーションズの略。個性的な1台を求める顧客の要望に応じて、細かいカスタマイズを手がける部門。
マクラーレンオートモーティブは2014年6月、英国で開催された「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード2014」において、クーペボディの『MSO 650S』をワールドプレミア。ペブル・ビーチ・コンクール・デレガンスでは、そのオープン版として、MSO 650Sスパイダーがデビューする。
MSO 650Sスパイダーは、マクラーレンの最新作、『650Sスパイダー』がベース。内外装に特別な仕立てが施されたワンオフモデルとなる。
外観は、ボディカラーを特別色のセルリアンブルーで塗装。米国カリフォルニアの太陽光の下で、存在感を放つ色とした。クーペ同様、カーボンファイバー製パーツが特徴。とくに、リアバンパーの中央部がカーボン製となり、アグレッシブなディフューザーを採用した。軽量な10本スポークのアルミホイールも装着。室内は、カーボンブラックと呼ばれるレザー仕上げ。
MSO 650Sは、クーペとスパイダーを合わせて、世界限定50台が生産される予定。マクラーレンオートモーティブは、ペブル・ビーチ・コンクール・デレガンスに集まる富裕層にアピールしていく。