JAXAと三菱重工、気象衛星ひまわり8号の打ち上げ日時を決定…10月7日

宇宙 企業動向
ひまわり8号を打上げるロケットの形状(H2A202型)出展:JAXA
ひまわり8号を打上げるロケットの形状(H2A202型)出展:JAXA 全 1 枚 拡大写真

宇宙航空研究開発機構(JAXA)と三菱重工業は、H-IIAロケット25号機による静止気象衛星ひまわり8号を10月7日に打上げると発表した。

10月7日14時16分~18時16分(日本標準時)に、種子島宇宙センター大型ロケット発射場から打上げる。H-IIAロケット25号機「H-IIA・F25」によって気象庁の静止気象衛星ひまわり8号を軌道に投入するのが目的。

ロケットは、打上げ後、機体のピッチ面を方位角96度へ向けた後、所定の飛行計画に従って太平洋上を飛行する。固体ロケットブースタを打上げ約1分48秒後、衛星フェアリングを約4分05秒後に分離し、約6分36秒後には第1段主エンジンの燃焼を停止し、約6分44秒後に第1段を分離する。

引き続き、約6分50秒後に第2段エンジンの1回目燃焼が開始、約12分12秒後に燃焼を停止、慣性飛行を続けた後、約23分50秒後に第2段エンジンの2回目燃焼を開始、約27分07秒後に燃焼を停止、約27分57秒後に近地点高度約250km、遠地点高度約35976km、軌道傾斜角22.4度の静止トランスファー軌道上でひまわり8号を分離する。

三菱重工は気象庁からの打上げ輸送サービスの契約を受け、打上げ事業者として、ロケット打上げを執行し、ひまわり8号を所定の軌道に投入する。

JAXAは、打上げに際して、地上安全確保業務、飛行安全確保業務、Y-0カウントダウン時の総合指揮業務など、打上安全監理業務を実施。最終的に、安全確保の観点から、三菱重工の打上げ執行可否を判断する。

《レスポンス編集部》

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